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岸井ゆきの30歳に聞いた「絶対的な安心感があった」“大御所”俳優との共演

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「オーラを感じた」主演・中井貴一との共演

大河への道

(C) 2022「大河への道」フィルムパートナーズ

――主演の中井貴一さんとのお仕事はいかがでしたか?

岸井:分かりやすく言うとオーラということになるのでしょうが、カメラの前に立たれると、今回の役柄だけでなく、中井さん自身の威厳みたいなものが出ていて、普段の気さくにお話されている感じとはやっぱり違うんです。威圧感ではなく、絶対的な安心感があるというか。圧倒されました。

 言葉で「おい、やるぞ」と言わなくても、みんながついていく。わざわざついていこうとしなくても、求心力でガッと吸い寄せられるような。一瞬で俳優だけじゃなく、現場全体を集中させてくれるパワーがあるんです。私は京都の撮影所はあまり慣れていなかったのですが、中井さんのパワーに吸い寄せられて安心して入ることができました。

くじけそうになった時には

岸井ゆきの

――岸井さんご自身のおススメ出演シーンを教えていただけますか?

岸井:西村まさ彦さんとのシーンは全部楽しかったのですが、特に祈祷師との3人のシーンですね。あそこは3人で本当に自由にやらせていただきました。

 時代劇パートということもあって、最初はきっちりやっていたのですが、「もっと自由にやっていいよ」と中西(健二)監督に言われて、流れを楽しみながらやりました。西村さんはすごく柔らかい方で、詳しくは言えないのですが、祈祷師役を演じたある方とのお芝居も楽しくて、あそこは特に印象に残っています。

――岸井さんは、10代からお仕事をされて30歳を迎えました。心がけとして大切にしていることはなんですか?

岸井:あまり先のことを考えずに、日々のことに夢中になるようにしています。そのほうが面白くなるし、まだ見えない未来のことをあれこれ考えるのは不安になるから、目の前のことにひたすら向かうようにしています。それが結果的に未来に繋がっていくでしょうし、とにかく今現在の日々を考えていますね。

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