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<漫画>“ネガティブ報道”に切り込むコメンテーターが話題。常識を覆す「風刺漫画」とは

暮らし

月刊誌に連載するもギリギリの生活…

――なるほど(笑)。では、連載を経て収入も安定していったのですね?

洋介犬:いえ、全然ですよ(笑)。アルバイトこそ辞められましたけど、漫画家は1ページいくらの世界ですから。月刊の漫画誌に連載を持っても、ギリギリ生活ができるかなみたいな。

――なかなか厳しい状況が続くのですね……。

洋介犬:それでもう、4コマ漫画では食っていくのは厳しいなと。その頃、結婚もしたので、少しでも生活を安定させようと思って、広告漫画を手掛けるようになったんですよ。

広告業界と漫画業界のルールの違いに悩む

反逆コメンテーターエンドウさん

世の中の欺瞞にスパッと切りこむ作風だ

――企業や広告代理店から依頼を受けて、プロモーション用の4コマ漫画を描く仕事を?

洋介犬:えぇ、企業の防災マニュアルとか会社の歴史を漫画にしてほしいっていう依頼を受けて。これが、取引先からの信頼を得まして、依頼が殺到したんですよ。

――では、収入的には安定している時代に入ったのですね。

洋介犬:一応、収入は安定しましたね。ただ、広告業界は漫画業界のリテラシーとは違うルールなので、ストレートに有名漫画家の絵柄で描いてくださいっていう依頼があったりしましたよ(笑)。そういうのは、断りましたけど、大変だったな……。

反逆コメンテーターエンドウさん

反逆コメンテーターエンドウさん

昨今の歪な報道を、誰も言えなかった言葉で稲妻のように貫くコメンテーター・エンドウさん。これは「現代に、もしこんなコメンテーターがいたら」という物語である

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