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「僕は肩書不明」つるの剛士が語る、俳優業にこだわらない理由

暮らし

27歳まではガンガンやったほうがいい

つるの剛士

――全然おバカじゃないですよね。

つるの:でも以前、おバカと言われていたときに(『クイズ! ヘキサゴンII』への出演などから)、そのままにしていたら、今もおバカイメージのままですよ。昔、外で「パパのことバカって言わないで」って泣かれたことがあるんです。それで、もうダメだと思って。新聞ぐらい読まなきゃと思ったし、変なイメージも放っておいたらダメだなと。

――そこで行動できるのがすごいです。ウルトラマンダイナは25周年ですが、25歳くらいの世代に何かアドバイスを送るなら?

つるの:当時の自分に言い聞かせるなら、なんだろうな。でも25歳ってノリノリだからね。最初に話したみたいに、僕もダイナのときには22歳で、ガンガン生意気だった。それこそ何やっても許される年だし。まだ子どもでいられる。

 27歳くらいになると、社会の歯車に自分がしっかり入っていかなきゃいけない世代になってくるけれど、25歳はまだ模索できる年齢だし、いろんなチャレンジができる。だからガンガンやったほうがいい。むしろ今の25歳だと遅いくらいかもしれないですね。

 もっと早くからガンガンやったほうがいい。今の子たちって、早くにすごく達観してるから。それはすごいなとは思うけれど、でも25歳ならまだガンガンやっておいたほうがいいと思います。

ダイナはウルトラマン1イケメン

つるの剛士

――最後に改めて配信へのメッセージをお願いします。

つるの:ウルトラマンシリーズのいろんな作品に顔を出させてもらっているので、僕といえばダイナ、アスカみたいなのは認知されていると思うんですけど、果たしてダイナの1話から51話までをしっかり見ているかといったら、リアル世代じゃないと難しいかもしれないですよね。

 だからこの機会に見てほしいし、それによって、後々の作品にアスカが出てくる意味とか、アスカと父との関係性とかも分かってもらえるかなと思います。あとはもう単純に、ウルトラマンの中でダイナは一番イケメンだと思います。手前味噌ですが。

<取材・文・撮影/望月ふみ>

ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異
Twitter:@mochi_fumi

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