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早めに辞めるべき「ショボい会社」の特徴は、“学歴と出世”の関係にあり

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実績を作るチャンスをくれない会社は…

会社員

 逆に、今の仕事を頑張って、会社の外からでも注目されるような実績を上げたほうが、却って転職や独立の近道だったりすることもあります。それぐらい注目されていたら、転職は楽ですよね。独立しても会社時代の取引先が仕事をくれるかもしれませんよ

 私の知り合いの経営者にもそういう人はたくさんいます。むしろ、こちらのほうが成功パターンだと思います。逆に、実力はあるのに、そういう実績を作るチャンスをくれない会社にいるなら、辞めてもいいんじゃないですか? あくまでも相対評価ですが、少しでもチャンスがありそうな他社に転職するべきです

 何度も転職して給料を上げてきた勝間和代氏によれば、「キャリアは引っ張ってもらってナンボ」だそうです。そのためには、社内でも、社外でも引っ張ってもらえる人材になっているか、自分自身を見つめ直してください。ショボい会社のショボい部門でいくらあがいても他人に見つけてもらうのは非常に難しいです。

いつどこで誰が見ているか分からない

 かくいう私も、内定者の半分が東大、京大、一橋という「ランクの高い」銀行にいるよりは、生徒をたくさん集めた人が出世する塾業界のほうが向いていましたから。確かに、ここなら社内でも社外でも目立ちましたよ。

 おかげさまで。かつて、私が日本テレビ『スッキリ』のレギュラーコメンテーターとして登用された際もそんな感じです。いろいろなYouTubeの番組やラジオ番組に出まくって、面白いことを言っていたら、それが番組関係者の目に留まって突然声がかかった。それだけのことです。

 ショボいYouTube番組の収録であっても、誰かが見ているかもしれない。手を抜かず全力投球する。そういう姿勢が次のチャンスにつながると言えるでしょう。そういう意味ではまさに日本人の美徳、お天道様に恥じないお仕事をすればいいんです。いつどこで誰が見ているか分からない。誰も見ていないと思ってもお天道様は見ている。

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