月20万円の印税収入も!自撮り、落書き、ポエムの「Kindle出版」で稼ぐ人たち
コツコツ稼ぐ塵も積もれば山となる戦法
「販売部数にのみ印税がかかる35%プランと違い、70%プランだと、『Unlimitedの対象本』などの条件があるものの、実売部数だけではなく、読まれたページ分も対象になる。購入のハードルがなく、面白ければページをめくってもらえて印税収入に繫がりやすい。
あと、知名度がない分、SNSを使った宣伝は必須ですが、同時購入なら●冊目を無料や、写真集なら購入者に写真データを提供など、ほんの少しのコツで収益を飛躍的に伸ばせます。一冊1000円前後を目安に印税額を積み上げ、毎月数万円を継続して稼ぐのが、副業としてKindle出版で稼ぐ現実的な路線です」
頭痛の種のひとつは何を書くかだが、「紙の本同様、瞬間最大風速の高い時事ネタより、恋愛・婚活・副業術など、普遍性が高くロングセラーの多いテーマでコツコツと稼ぎたい」と、塵も積もれば山となる戦法をかさこ氏は推奨する。
「例えば、2020年4月に発令された緊急事態宣言。その6日後に発売した『アフターコロナを生き抜く秘訣』は、3か月で20万円以上の印税が入ってきました」
1年以上たっても毎月安定して印税が
「でも、コロナ禍が定着した今では、ほとんど売れていません。その一方で、『ブログネタに困らない!365日ブログネタ帳』といったノウハウ本や、『背景資料集:中国の古い街並み』などの資料集は、発売して1年以上たちますが毎月安定して印税が入ってきています」
他にも、幼稚園児並みのイラスト画集や、真顔でアイスを食べている自撮り写真集など、公序良俗に反していなければ、ジャンルは何でも御座れ。Kindle出版で稼ぐカギは、この柔軟さにある。