3度の住み替えで利益2000万円!儲かるマイホームの買い方
家賃の代わりに住宅ローンを払う感覚
そもそも東京の賃貸住宅は高い。8万円のワンルームに10年間住めば、960万円をただ支払うだけ。これが月々8万円の支払いとすれば約3000万円が借りられる(融資期間35年・金利0.6%・ボーナス払いなしの場合)。
「細かいことをいえば、月々のローン支払いにくわえて、毎年の固定資産税・都市計画税や、マンションなら管理費・修繕積立金もあります。それを差し引いても、借りた家と買った家では、買った家のほうが良い家に住める可能性が高いです」
なにより、借りた家は何年住んでも自分のものにならないが、買った家はローンを返し切れば完全に自分のもの。20代で買っていれば50代にはローンは完済できる。
「ある程度、時間をかけて住み替えていくので若いほうが有利です。金利上昇に不安を感じるのなら、『フラット35』は全期間固定です。そもそも一生住んで一生返し続ける前提ではありません。諸費用を割愛したざっくり計算ですが、たとえば3000万円の家を買ったとして10年後に売った時に住宅ローンの残債が2000万円まで減っていたとします。これが買った値段で売れたとしたら、1000万円の現金を生み出すことができます」
マイホームを買うときの条件2つ
これが、もし1000万円値下がりして2000万円で売れたとしたら、その10年間の家賃分が利益となる。それでも充分な儲けだろう。家を借りている人なら、家賃は必要。その家賃の代わりに住宅ローンを支払えば「自分のお金で自分の資産を買っているのと同じ」。そして、タイミングを見て売ることで現金を手に入れることができる。
「利益を出すためにはどんな家でも、いいわけでありません。条件は相場以上には高く買わないこと。売れる物件であること。この2つです」
この物件の選び方については、別途詳しく解説する。