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オタフクお好みソースに「創業100年の歴史」と「広島と関西のソース文化」を聞いた

ビジネス

「Okonomiyaki」を海外へ

オタフク

お好み焼き教室。海外へ向けてもオンラインで開催している

 2021年は東京オリンピックが開催され、日本食が海外でも注目されるようになった。1998年にアメリカ現地法人を立ち上げたオタフクソースに、海外進出した理由を聞いてみた。

「海外進出はお好み焼きを含め、日本食のメニューを海外に広めていきたい思いが強かったことから始まりました。日本でもそうですが、ソースを売るのではなく、お好み焼きや焼きそばを召し上がり、味を評価していただいたうえで、ソースも購入していただけるようにイベントや試食販売を行なっています。

 試食販売を派遣の方が担当されている会社も多いですが、私たちは海外でもオタフクソースの社員が基本的に行っています。私も営業だったときは、試食販売を通して実際にお客様の声をうかがいました。

 お好み焼きを召し上がった海外のお客様の反応はとても良く、野菜が多いヘルシーなメニューと認識されているようです。お好み焼きだけではなくソースも複雑なうま味を含む味わいが珍しいようで、ソース単体を舐めて、気に入っていただけることもあります」

コロナ禍のお好み焼き店を応援したい

 100周年を迎える前にコロナが流行。オタフクソースは、お好み焼き店を活気づけるために活動していた。

「コロナ禍で多くのお好み焼き店様が苦戦されていました。そこで、広島を中心にお好み焼き店様に向けた“テイクアウト印ののぼり”を作って配布しました。もちろん私たちのお好みソースを使っていない、お店様にも送りました。

 コロナで広島に帰省できなかった人にも『広島に帰ったらお好み焼き召し上がってください』と交通広告を打ち出してもいます。この2年は、お好み焼き店様になんとか元気になってもらえるように取り組んでいます」

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