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若手が次々と消えてゆく「危ない会社」5つの特徴。会社案内の“スーツ”にも注目を

学び

会社案内にスーツの中高年が並んでいたら危険信号

 過去に固執する組織は、年功序列の弊害とも言える。

会社案内に金太郎飴のようにスーツ&ネクタイの中高年が並んでいたら危険信号。経営・管理部門が自己目的化して、現場感を失い、組織が官僚化・硬直化している証しです。こうした会社は、往々にして部署ごとのタテ割りで、会社を変えようと他部署と闘おうとしない。

 表向きは社長が改革のメッセージを発していても、個々人が保身を優先するため、結局はコストカットばかりに躍起になって、新しい挑戦や投資に消極的になる傾向があります」(沢渡氏)

総務・人事部にこそクリエイティブ人材を

渡部 卓氏

渡部 卓氏

 さらに、「総務・人事部を軽視する会社は危ない」と力説するのは、産業カウンセラーの渡部卓氏

「人材育成、労務など、組織の屋台骨をつくるのが総務・人事部の仕事。実は、変化に対応するには、最も重要な部署なのです。

 ですから、総務・人事部に実務のプロだけでなく柔軟な発想を持ったクリエイティブな人材が配置されていれば、その会社の企業風土は風通しがよいと推測でき、会社が大きく変わる兆しでもあります

 逆に総務・人事部を軽んじている会社は、組織が硬直化し、結局、現場の人材も流出していく末路を辿ることになる。

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