手術時の貯金1000万円が減っていった

――だんだん良くなっているのは実感していますか？

ディック：はい、東京へ戻ってきて1か月ぐらいですけど、良くなっていますね。実家にいたときは病院へ行ってリハビリを受けたり、整骨院行ったりしていましたが、今は行ってないです。

――それは保険診療じゃないからお金かかりますよね？

ディック：そうです。1回5000円とかかかります。手術をした時に1000万円ぐらい貯金を持っている状態でアルメニアへ行きました。そこから600万円お金を突っ込んで身長を伸ばして、帰ってきてもそこそこ心に余裕がある状態です。引っ越し代も50万円以上かかりましたから、ここからまたお金を貯めていこうと思います。

身長を伸ばすのにお金ギリギリは絶対ダメ

だいぶ筋肉も増えてきて、もうすぐ杖なしでも歩けるようになるそう

――海外で身長を伸ばす骨延長手術をするのには大金が必要ですけど、手術代だけでは厳しいですよね？

ディック：お金がギリギリは絶対ダメ。倍か、せめて1.5倍ぐらいの費用を貯めてやらないとキツいと思います。身長を伸ばす骨延長って、だいたい予定通り行かないんですよ。期間が延びたら、アパート代、薬代とかかかってきて、払えないってなるとキツい。

　だから「失敗した」と言ってる人は、途中でお金なくなって骨がくっついてないのに強制帰国しているような人ですよね。

――身長を伸ばす手術をしたい方から相談されることとかありますか？

ディック：仕事やめて何日にアルメニアへ行くと具体的に決まっているなら、アドバイスしますが、「僕もやりたいんです」だったら「僕のnoteを読んでください」って言ってます。