出版不況のなかで「老舗書店」が手掛けるディープなYouTube番組の舞台裏
「有隣堂しか知らない世界」の今後について
――YouTubeでの今後の目標などはありますか?
市川:ひとつは登録者数20万人の達成でしょうか。より面白いコンテンツを作り続けることができるようにとYouTubeチームは考えております。そしてブッコローのグッズを弊社で初めて制作・販売した際、大きな反響があり、ご感想などもいただけたので、グッズなども充実させていく予定です。
――YouTubeをはじめて以後、来店する人は増えましたか?
市川:YouTubeで「有隣堂しか知らない世界」を見て、書店へ足を運んでくれるお客様は増えました。大変ありがたいことだと感じています。以前、みなとみらいにある店舗・STORY STORY YOKOHAMAで出演する弊社文房具バイヤー岡﨑がセレクトしたガラスペンフェアを開催した時も、全国から足を運んでくださるお客様がいらして、岡﨑も大感激していました。
今後は全国のファンの方々に感謝を伝えるイベントも企画し、開催できるようチームで準備していますので期待していただけたらと思っています。
<取材・文/望月柚花(@mochizu117) 編集/シルバー井荻(@ikanocchi)>