グレーな副業経費に税務調査が入りそう!どうすればいいか税理士に聞いた
新型コロナの影響で急増する副業会社員。総務省によれば812万人が副業・兼業に従事しているという。そんな人々がこの時期、気になるのが確定申告。そこで、初心者でも絶対に得する節税技を徹底紹介。稼いだお金を賢く取り戻せ!
グレーな経費に税務調査が入りそう。どうすればいい?
【A. まずは牛歩戦術で落ち着いて対処を考えよう】
家事按分などでグレーな経費計上をした結果、税務調査の連絡が来た場合、どう対応すべきなのか? 元国税調査官として税務署への対応に詳しい税理士の松嶋洋氏(@yo_mazs)が語る。
「税務調査は拒否できませんが延期は可能。日付を指定されても『その日は都合が悪い。もう1か月先でいかがでしょう』などと先延ばしましょう」
その後も資料準備などで11月頃まで延ばすと、妥協しやすくなることもあるとか。
「税務署は年末が忙しく、大きな案件に時間を割きたいのが本音。不正取引ではない、少額経費の問題で時間を使う余裕はありません」
更正処分を願い出て裁判
また、「指摘に素直に修正で応じず、更正処分を願い出て裁判をチラつかせるのも手」だという。
「自分はこんな理由で経費にできると確信している、と強気で主張すると、裁判用の資料作成を面倒がる調査官が譲歩することが多い。また、申告の修正も更正処分も金銭的な負担は変わらないのでやってみる価値は大いにあります」
もちろん、これらは脱税や不正取引など違法行為をしている場合には絶対に通用しないので要注意。
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