「うんこに助けられた」人気AV男優が明かす、人に誇れる“武器”の持ち方
ラッキーだった「うんこが好きだ」
この、「人に誇れる武器を3つ持つ」に加えて、僕は「うんこが好きだ」というのがラッキーでした。よく取材などで「なぜ男優として飛び抜けられたのですか?」と聞かれたとき、僕はまず「うんこが好きだからです」と答えます。質問した人はたいてい「ハテナ?」という顔をします。この時点でなぜ「うんこが好きです」と言ったかがわかる人はほとんどいません。
そのあと僕は「人に誇れる武器を3つ持つ」の話をします。どういうことかというと、人は、すべてが上手くいって弱点のない人、オイシイおもいばかりを発信している人には、なかなか共感や好感が持てないんです。どこか、弱いところがあってほしいと願ったりするものなんです。ヒーローに弱点があるのもそのためです。
僕は「うんこ好き」で、ウンコを食って身体を壊して5回も通院しているというバカバカしさがあったので、人は「こいつはうんこ食べるヤツだからな、ハハッ!」と僕をどこかで見下すんです。今となってはそこが良かったのかなと思います(通院中は本当にしんどかったですが)。僕がうんこ好きじゃなかったら、おそらく今のようにはなっていなかったと思います。ホント、うんこに助けられっぱなしの人生です。
前著『光り輝くクズでありたい』にも書きましたが、やはり普通のことをやっていたら普通の人以下、普通の2倍やってやっと普通の人並み、3倍やってようやく普通以上になるのではないでしょうか。
<TEXT/AV男優 しみけん>