アベノマスクはなぜ配られない?コロナで日本政府が怠っている対策と検証/ダースレイダー
今からでも過去のコロナ対策の検証を
「喉元すぎれば熱を忘れる」といいますが、もし学んでないまま2年経って、なんとかやり過ごしてきた経験しかできてないのであれば、また違った感染症が起きたときに対応できなくなります。
また、得られるはずの集合知を、政府や信頼できるメディアが発信せずにいると、日本は新しい感染症が来るたびに、場当たり的な対策をすることになってしまう。僕は、次の世代にそういった状況をパスするのは非常にまずいと思っています。
安倍政権や菅政権が行ってきたコロナ対策の効果はどうだったのか、そしてなぜ3回目のワクチンの接種スピードが遅れているのか、といった検証を今からでもしないことには、日本という社会が2年間パンデミックの最中にいて、学べたものがどんどん失われていってしまう。
僕はシステムが破綻しているこの日本で自宅療養を経験したことで、そういったことを考えました。
<TEXT/ダースレイダー 構成/bizSPA!取材班 撮影/山口康仁>