富士そばとゆで太郎のからあげ丼。マニアが「2個じゃ足りない」と思った逸品は
大手のそばチェーン店は、駅チカやオフィス街に多数あり、利用する機会も多いでしょう。「安い・早い・美味い」と3拍子そろったそばチェーン店ですが、そば以外のメニューも充実しています。とくに天丼、かつ丼などの丼物は「もうひと品ほしい」というときにありがたい存在。
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そばとのセットメニューのほか、単品での提供もあり、嬉しい限りです。さて最近は、からあげ丼を提供するそばチェーンも見られます。今回はカラアゲニストの私が「名代富士そば」仙川店と「ゆで太郎」にて、そばとからあげ丼のセットメニューをいただきました。さっそくレポートしていきましょう。
富士そば:2個では満足できない美味さ!
首都圏に店舗を多数展開する「名代富士そば」。こちらの仙川店では「唐揚げ丼」や「唐揚げ・単品」も提供していますが、そばと一緒に味わえる「ミニ唐揚げ丼セット」(610円)も好評のようです。そばorうどん(いずれも温or冷)をセレクトできますが、私は温かいそばでいただくことにしました。
まずはそばのつゆで唇と舌を潤します。ダシのきいた濃いめの味。関東風のつゆですね。いつも食べている「名代富士そば」の、安定感のある味です。寒い季節ということもあり、体がじんわりと温まっていきます。さあ、これでからあげの受け入れ態勢が整いました。
白いごはんの上に、推定重量およそ40gほどのからあげが2個のっています。その上には青ネギ。この青ネギをひと口食べてみると、ピリッとした刺激が舌を襲います。スパイシーなタレをからめているようです。もうこれだけで十分美味しい。お酒のおつまみにもいけそうな味で、レシピを教わって自分で作ってみたくなるほど。からあげへの期待も高まります。
ピリ辛青ネギの名脇役ぶりに感服!
からあげは衣と肉の一体感が絶妙です。スパイシーなタレがかかっているため、ややしっとりとした食感ですが、サクッとした歯ごたえ。フワッとした肉に歯がスイスイと沈み込んでいき、衣とすんなりと混じり合います。肉は断面を見ると肉汁がじんわり。そこにピリ辛も加わって、美味しさが倍加します。青ネギのシャキッとした歯ごたえもそれに加勢して、ついつい「2個で足りるかな?」と思ってしまいました。
さてこのスパイシー青ネギ、単なる脇役だと思ってあなどってはなりません。からあげがのどの奥に消えていくその一瞬に、スパイシーな風味が一気に口の中を占拠します。とにかくこれが後を引いてしまい、ごはんが進みます。なんでも富士そばオリジナルのタレなんだそうです。
からあげの下のごはんにもからあげの味がしみているのでこれまた美味。そばをすすりつつ、食べていけばバラエティ感ある一食を楽しめます。
食べ終えてからは予想通りの感想。やはり2個では足りない……。もっと食べたいと思わせてくれる魔力すら感じるからあげ丼です。次回来店の際は、このセットメニューのほか、からあげを単品で2~3個いただきたいところです。