低価格勝負のビジホは淘汰される傾向に…

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　一方、低価格で勝負してきたビジホは淘汰される傾向にあるという。

「ビジホは宿泊以外のサービスを排したホテル。低コスト運営により宿泊料を抑え、シティホテルなどよりも宿泊需要勝負で稼働率がフォーカスされるビジネスモデル。そのため繁閑による料金変動が起こりやすいのですが、ブランド力ある大手も宿泊料を引き下げると、中小が価格競争をしかけたところで敵いません」（瀧澤氏）

　ただし、一芸に秀でたビジホも長引くコロナでコストカットを余儀なくされているのが現状。サービス低下が目立つところもあるようだが……そんな変化も許容してこそのビジホかも!?

＜取材・文／栗田シメイ　池垣　完（本誌）　図版／ミューズグラフィック＞

【元谷一志】
APAグループ社長2月8日に新潟駅前に開業した総客室1001室を誇るAPAの大型ホテル。APAはビジホのみならず、リゾートホテルも展開する点に特色

【瀧澤信秋】
ホテル評論家。一年のほとんどをホテルで過ごす評論家。利用者目線で各地のホテルを評価。ホテルの社会問題などについて多数のメディアで執筆