女優・福本莉子(21)が一番気をつけていることは「健康でいること」
第8回「東宝シンデレラ」オーディション(2016)でグランプリに輝き、女優として活躍中の福本莉子さん(21)。
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人気グループ「Travis Japan」の松田元太さんとW主演を務めた映画『君が落とした青空』が公開中です。交際相手の修弥(松田)の交通事故を、目の前で目撃した高校生の実結(福本)。目を覚ますと、事故当日の朝に戻っていて……。
同じ日の朝へとタイムリープを繰り返しながら、なんとか修弥の交通事故を回避しようと強くなっていく実結を演じた福本さんに、福本さん自身が繰り返し見る不思議な夢のことや、サッカー部時代のエピソードなどを聞きました。
実結の強さはかっこいい
――実結をどんな女の子として演じようと思いましたか?
福本莉子(以下、福本):映画を観た女の子たちに共感して感情移入してもらえるような、等身大の普通の女子高校生にしたいと思いました。役作りとしても、その場で感じたことを返して、とにかく修弥を助けるために一生懸命に生きることを軸にしました。
高校時代って毎朝早くて、遅刻しないようにある程度キレイにして出かけていると、実結みたいに周りが見えなくなったりするんですよね。常にモヤモヤしていて、だるい感じというか。でも、修弥の事故を起点にして、自分が変わらなきゃいけないんだと思ってからの実結の強さ、意志の強さはすごくかっこいいと思いました。
どこかの1日に戻れるなら?
――タイムリープで同じ日を繰り返すことによって、修弥への気持ちや関係だけでなく、街の人やお母さんへの行動も変化するのが面白かったですし、頷けました。
福本:本当に自分次第だなと思わせてくれます。落ち込んでいるときでも、ほんのちょっと笑顔を見せるだけで相手の反応も変わってくるし、逆に常に眉間にしわを寄せていたら、周りの人もそうなっちゃう。一歩踏み出して勇気を出せば、違った世界が見えてくるので、新たな可能性を見いだせる作品になっていると思います。
――どこかの1日をやり直せるとしたら、福本さんはいつに戻りたいですか?
福本:それがないんです。こう言っちゃうと面白くないんですけど(苦笑)。でも、このときは悪かったなと思っても、それがあっての今日だし、悔いがあるから変わらなきゃとも思える。実結もこうしておけばよかった、ああしておけばよかったという後悔からループが生まれていきますが、そういう負の感情があるからこそ、楽しい出来事も輝いて見えると思うんです。だからないです。