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お酌の無限ループでトイレ直行…鹿児島“結婚式のしきたり”に戸惑った

コラム

新郎新婦の両親からじゃ断れない

結婚式

 その後、披露宴が始まったのでひと息つくことができましたが、それも束の間。お色直し中のご歓談タイムになると、今度は新郎の両親が出席者のテーブルをお酌しながら回ったそうです。

「このときも芋焼酎。それもなみなみと注がれました。実は、最初に飲まされたアルコールが効いてたみたいで気持ち悪くなっちゃって、とても飲み干せる状態じゃありませんでした。

 それでも笑顔でグラスに口をつけましたが、胃のあたりから急なむかつきがこみ上げてきて、相手に悟られないように吐き気を必死にこらえていました。幸いお酌してくれただけで次のテーブルに行ってしまい、全部飲まずに済みましたけどね」

テーブルの上にぶちまけたかも

 しかし、新婦の両親も同じようにお酌して回っていたとか。隣に座っていた上司と同僚の女性社員が自分のグラスと交換してくれたり、芋焼酎の入ったグラスを式場のスタッフに下げてもらい事なきを得たそうですが、「あのまま飲まされていたらテーブルの上にぶちまけたかも」と振り返ります。

「普段は飲んでも2杯程度だし、それもビールや酎ハイなどアルコール度数の低いものばかり。そんな自分がストレートで芋焼酎を何杯も飲まされちゃヤバいですって。おかげで式の終盤は半分意識が飛んでしまい、よく覚えていないんです

 ところが、披露宴の最後には上司に身体を揺すられて起こされます。新郎新婦、出席者が全員立ち上がって万歳三唱をするローカルルールがあったからです。

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