ワクチンの副反応で高熱が。「休まれると困る」仮病を疑う“ブラック上司”に絶句…
新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種が始まりましたが、気になるのは副反応。特に2回目の接種後、高熱などの副反応が出たほうが多いとの統計もあり、実際に経験した人もいるはずです。
多くの会社では副反応が出る可能性を考慮して接種後1~2日の「ワクチン休暇」を導入していたり、その制度がなかったとしても有給休暇を取れるようになっています。
副反応で熱が出てしまった
しかし、すべての職場でこうしたルールが徹底されているわけではありません。現にワクチンを接種した翌日もいつも通り出社したという話もよく聞きます。それでも体調に変化がなければいいですが、問題は副反応が出ていた場合です。
高熱が出ているのにもかかわらず出社を強要されたケースもあり、電子部品メーカーに勤める折原和人さん(仮名・28歳)も昨年これと同じことを経験したそうです。
「去年9月のある週の土曜日、2度目のワクチン接種を受けたのですが、次の日の夕方ごろから熱っぽさを感じ、体温を計ったら37.5度。日曜日なので上司に連絡するのは気が引けましたが、この様子だと翌朝までに熱が下がる可能性は低いと判断し、『副反応で熱が出てしまったので月曜は会社を休ませてほしい』とメールしました」
欠勤を伝えるも「休まれると困る」
ところが、上司から戻ってきたメールには《月曜に休まれちゃうと困るんだよね》と露骨なまでの嫌味が。この上司は以前から自分の部下が有給休暇を取ることにあまりいい顔をせず、部署全体の有給取得率も低かったそうです。
それでもワクチン接種の副反応が理由なら問題なく休めると思っていただけに困惑したのは言うまでもありません。
「とりあえず、翌朝までに熱が下がれば出社しますが、今の状態だと難しいかもしれません、との内容で再度返信しました。この日は早めに寝たのですが、翌朝計ると熱は38.7度とさらに上昇」