現地のタイ式マッサージで“まさかの事故”が…若手社員が痛みに耐えての教訓
海外旅行保険に未加入…痛みに耐えながら帰国
宿泊先のホテルまでは歩いて数分の距離でしたが横隔膜のすぐ右上あたりに圧迫されたような痛みがずっと続き、呼吸するたびにその痛みは大きくなったとか。
しかも、海外旅行保険には加入していなかったので、現地の病院に行くと高額の治療代を請求される恐れも。すでに時間は深夜11時過ぎで対応してくれるのは救急病院しかありません。さらに翌朝5時半にはホテルをチェックして空港に向かわなければならず、ひとまず帰国まで我慢することを選びます。
「のたうち回る強烈な痛みではなかったですけど、息を吸うたびにズキッと大きな痛みがあり、これは地味にツラかったですね。ただ、ホテルに戻る途中に寄ったコンビニに湿布が置いてあり、それを貼ったら気持ち程度は楽になりました。荷物をパッキングした後は、時間までベッドで横になっていました」
案の定、ヒビが入っていた!
一応、眠ることはできましたが、目が覚めると胸の痛みは相変わらず残ったまま。総重量15キロほどのバックパックを背負うと、痛みがさらに増したので、バスと鉄道を乗り継いで空港に向かうのは諦め、タクシーで移動することにしたそうです。
「空港ではブランドショップ巡りを楽しみにしていたのですが、お土産も価格の安い市内で買っていたし、あちこち動き回る気力もなく搭乗ゲート前のベンチに座ってずっと待っていました。飛行機の中でも機内食は普通に食べましたが、日本からのフライトのときのようにビールを飲む気にはとてもなれません。
狭いエコノミーのシートに長時間同じ姿勢で座ったままだったからか、搭乗前よりもズキズキ痛むし、映画を観てもちっとも集中できませんでした」
帰国後はまっすぐ自宅に戻りましたが、日はすでに暮れていたため、夜間診療を行っている病院をネットで調べてすぐに向かったとのこと。医師からはレントゲンを見せられ、「ヒビが入っているね~」と告げられたそうです。