ソニー出身社長が語る「北九州のソウルフード」人気の秘密。全国展開の夢も
創業者の想いを繋ぐため制作したファンブック
――昨年7月には「ファンブック」も発売されていますが、うどん屋さんでは珍しいことですよね。
佐藤:会社ができて40年という記念として、というのがひとつ。また、2015年に創業者の大西(章資)が亡くなって、大西と一緒に働いたことのない従業員も増えてきました。
そのため、創業者の精神や、資さんのDNAが薄れてしまわないようにという思いがあり、制作に踏み出しました。普通は「社史」として制作することが多いと思うんですが、従業員にはもちろん資さんファンのお客様にも読んでもらいたいとの思いでファンブックという形にしました。
社長自ら積極的にSNSを活用する理由
――先ほども話題に出ましたが、佐藤社長はTwitterを活用しリツイートやリプライを送っていらっしゃいますね。ここにはどんな意図があるんですか?
佐藤:「お客様の声」がとても大事だからです。店舗でのお客様の反応や、店頭アンケートに加え、メールや電話でいただくご意見も確認して活用させていただいています。そうしたもののひとつとしてSNSでのご意見も活用しております。
――社名や店名ではなく社長自身が使われる理由はなんですか?
佐藤:もちろん、「資さんうどん」として公式アカウントも持っていますが、私からも直接資さんファンのお客様に「感謝の気持ちを伝えたい」という想いもありますし、私たちは資さんうどんを愛してくださるお客様に支えられています。だからこそ、お客様を大切にすることが重要だと常々考えています。