30代でも年収2倍に!転職で「年収が上がる人がやってる」3つの行為
エン・ジャパン株式会社が「エン転職」ユーザーを対象に実施したアンケート「コロナ禍での転職のきっかけ(2021年10月)」によると「コロナ禍が転職活動を始めるきっかけになった」と回答した人の具体的なきっかけTOP 3は「やりがい・達成感を感じないから」(35%)、「給与が低いから」(33%)、「コロナの影響で、会社の経営が苦しくなったから」(32%)となっています。コロナ禍でも年収は転職を考える大きなきっかけになっています。
筆者が運営する転職サポートの「wami career」でも、転職の目的に年収アップを掲げる人がとても多いのですが、年収が上がる人と下がる人の間にはいくつかの共通項があります。昨年、年収アップの転職に成功した3人の求職者を例に、年収が上がる人・下がる人両者を分ける要因を探ってみましょう。
1度の転職で年収倍に!
Aさん(30代)は営業職として日系IT企業に勤務していました。「転職にチャレンジして良いのか?」と当初不安を漏らしていたAさんは、業界と職種を変えずそれまでの経験を活かすことができる企業に応募しました。転職活動は順調に進み、終わってみれば年収は倍となりました。
ボーナス込みの「理論年収」のため、入社後の成果次第ではありますが、これほどまでに年収が上がるのかしら! と筆者も驚きました。業界によっては日系から外資系に鞍替えしただけで年収がグンとあがるケースは、過去にも多数ありました。
年収が下がるケースも
外資系企業に勤めるBさん(20代)も、業界も職種も変えることなく別の外資系企業から内定獲得し、年収200万円アップとなりました。どちらのケースも業界・職種は変えていませんから、より年収が高い企業を選んだこと、そしてそれまでの経験を活かし、転職先でも即戦力として活躍できることが年収アップのポイントだったと言えます。
年収を大幅に上げることができたのは、AさんもBさんも自身の強みを最大限活かした結果であり、言い換えればそれまでしっかりと実績を作っていたことが評価されたのです。
一方で年収が下がるケースといえば、業界・働き方・職種のいずれかを変える場合です。未経験となれば一時的に年収が下がることは仕方がない、年収よりも経験を獲得することで中長期的に年収を上げる、年収よりも働き方を重視したいという人もいます。いずれも、年収ダウンを受け入れることで年収ではない別のものを獲得したい意図があります。
ただし、業界・働き方・職種を変えたからといっても、必ずしも年収が下がるとは限りません。むしろ、業界も職種も変えても年収アップが可能なケースは少なくない印象です。