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「食事はサプリと栄養ゼリー」24歳女性が“別れを決意”した彼氏の極端すぎる食生活

コラム

栄養ゼリーやサプリメントだけで生活

食事

「そのあとは、彼が働いていて私が通っているいつものジムでトレーニングして、そのままデート終了。フラれるのが怖くて強くは言えませんでしたが、次はもう少し違うカタチのデートがしたいと懇願しました。でも、『何か不満だった? 俺は楽しかったけど』と言われてズッキュン! となり、口籠ってしまいました」

 彼が1年前から栄養ゼリーやサプリメントだけで生活していることを知った比田さんでしたが、別れたくないとの思いから「彼自身が満足なら」と目を瞑ることにします。けれど、彼のほうは、比田さんの食生活を黙って見過ごしてはくれませんでした。

「とくに、あれを食べろとかコレを食べろと強要してくるわけではなかったのですが『食べることに執着している時間がムダ』『そんなカロリーが高いものばっかり食べているからダイエットが必要になるんだ』とか、ボソっとつぶやくんです。それが嫌でした」

軌道修正するための努力と将来のこと

 そこで、手料理を作ってみたり人気のある飲食店に誘ってみたりと、彼が食に興味を持つよう工夫してみたのだとか。けれど、彼はまったく興味を示しません。そのうち比田さんは、同棲や結婚をしたときのこと、子供が生まれたときのことを考えはじめます。

「彼は、私のドが付くほどストライクな超好みのイケメンでした。でもよく考えて、食の好みが合う人といっしょに過ごしたいし、子供ができたときには畑で摂れた野菜や海で獲れた魚などを食べさせたいと思うようになったんです。そして、別れを決意しました」

 別れ話をしたとき、彼が「俺ってイケメンなのに、どうしてフラれてしまうんだろう?」とつぶやいたため、「よく考えたほうがいいと思う」と比田さんは吐き捨てたとか。たまには、食のこだわりが強すぎてまわりに迷惑をかけていないか、振り返ることも必要かもしれませんね。

<取材・文/山内良子 イラスト/磋藤にゅすけ>

-[食に関するびっくりエピソード]-

フリーライター。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意です

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