揃ってお酒が苦手な30歳男性の両親。彼女の“お土産”が招いた意外な結末
お酒に強い・弱いは個人差が大きいですが、これは遺伝によってある程度決まっています。両親が酒豪なら子供もお酒に強い傾向にあり、逆に苦手であれば下戸である可能性が高くなるようです。
そのため、毎晩のように父親が晩酌していた家もあれば、お酒を飲んでいる姿をまったく見たことがなかったりと家庭によってもまったく異なるようです。
両親も自分もアルコールが苦手
ウェブデザイン会社に勤める田山芳雄さん(仮名・30歳)も幼いころから父親がお酒を飲んだことは1度も見たことがないとか。外飲み派というわけではなく、一切飲まない人だといいます。
「大人になってから聞いたのですがアルコールが昔からまったくダメらしく、若いころに大学の先輩に無理矢理飲まされて急性アルコール中毒になったことがあるそうです。そのトラウマもあって、『同僚と居酒屋に行っても自分だけはウーロン茶』と話していました」
ちなみに母親もお酒が苦手だそうで、少し口をつけただけで顔が真っ赤になってしまうほど。そんな両親の血を受け継いでいるせいか彼もあまり飲めないそうです。
「すぐ気持ち悪くなっちゃうんです。飲んでるうちに多少強くなるかなと思っていたけど、ほとんど変わらない(苦笑)。たいして飲んでないのに毎回トイレに駆け込んでいたし、そこまで無理して飲む必要ないやって諦めました」
彼女のお土産はまさかの日本酒
「親父ほどダメってわけじゃないので居酒屋では気が向いた時だけすごく薄くしてもらった酎ハイやハイボールを1~2杯だけ飲むようにしています。そんな感じですからお酒が飲めなくても生活にはまったく支障はなく、家飲みは今まで1度もしたことがないです」
そんな田山さんですが、3年前に結婚した同じ歳の奥さんはかなりの酒豪。向こうの両親に結婚を認めてもらった半月後、今度は彼女が彼の実家に挨拶しに訪れたそうですが、ここでちょっとしたハプニングが起きてしまいます。
実は、彼女には日本酒の蔵元をやっている親戚がいて、そこで作ったお酒をお土産として持参。そのとき彼と両親、彼女の間には一瞬の沈黙が流れたといいます。