ライダー出身俳優・甲斐翔真、20代で成し遂げたい野望「目標を立てて進んでいきたい」
日常は偶然の塊
――いいですね! 楽しみにしています。最後に『偶然と想像』をこれから観ようと思っている人にメッセージをお願いします。
甲斐:この映画は短編集ですが、物語がすべて偶然から始まります。それが、「この地球のどこかでは実際にあるかもしれないな」と思えるものばかりなんです。「あー、そういう人いるいる」じゃなくて、「ひょっとしたらいるかも」だったり、自分も同じ状況になったらどうするだろうと思わせてくれるリアリティがあるんです。
普段わざわざ偶然について考えることはありませんが、でも日常は偶然の塊なんですよね。毎日、この映画ほどの偶然があるわけではないと思いますけど、でもたとえば結婚へと繋がる出会いにしても、おいしい店を見つけることも、物事の始まり、起点はすべて偶然だから。この映画を観ると、そんな日々の偶然を楽しんでもらえるんじゃないかと思います。
<取材・文・撮影/望月ふみ>