TikTokでひたすらグミを紹介する女性が語る、熱い思い「毎週コンビニをはしご」
グミがつないだ転職先の広告代理店
――海上保険と広告代理店は一見畑違いのように思えますが、何かきっかけはありましたか?
あいうえお:海上保険の仕事をもう続けなくてもいいかな……と漠然と考えてはいました。その後結局退職して3か月ほど無職の期間があったのですが、TikTokで発信を始めてからSNSのマーケティングに興味を持つようになっていたことがきっかけで、今の会社に勤めることになったんです。
仕事の内容は、企業のSNSアカウントをお預かりして発信することで、どんな投稿が大きな影響力を与えるか調査したりしているので、普段のTikTokでの活動が活きているように感じます。
――ちなみに、お菓子関係のお仕事に就こうと思ったことはないんでしょうか?
あいうえお:自分の選択肢として考えてなかったですね。グミは好きですが、グミ以外のお菓子にあまり詳しくなかったり、今のグミのラインナップに満足していたりすることが原因かも。でも、自分がそういう仕事に就いていないからこそ、自分の好きなグミを正直にレビューして楽しく活動できているんだと思います。
「日本グミ協会」ってどんな組織?
――2021年9月には日本グミ協会の会長に就任されていますが、仕事やTikTokでの活動と並行して会長の業務も……となると相当忙しい気もします。日本グミ協会自体はどのような活動を?
あいうえお:日本グミ協会は、もともと前会長が自分の趣味で2013年に立ち上げた団体なんです。現在でも収益は全く生んでいないのですが、会員と一緒にイベントやキャンペーンを行っています。まだ就任したばかりで会長としてはほとんど仕事をしていないのですが、クリスマスに向けてのイベントの準備だったり、9月3日の「グミの日」に協賛してくださった企業の方々に挨拶回りをしたり、という感じです。
――会長になる以前から日本グミ協会の会員ではあったんですか?
あいうえお:日本グミ協会のことをはじめて知ったのは「グミ写真展」という企画展示でした。写真展に足を運ぶのが好きだったのですが、そのときにたまたまこの企画を見つけて、風景やモデルさんの写真が多い中で異彩を放っていたのでとても興味を持ったんです。当時コンビニのアルバイトをしていたこともあって、もともとお菓子の新商品とかに興味があったんですが、写真展にうかがってからはグミへの熱意が爆発して、グミだけを追うようになったなと思います。