在宅勤務の冬はニオイ成分の濃い汗が…「男の体臭ケアのコツ」をプロに聞いた
「直ヌリ」はニオイを元から予防
スプレーやシートタイプがスタンダードな制汗剤市場の中で、いち早く「直ヌリ」製品として独自の路線を開拓してきたデオナチュレ。直ヌリ制汗剤の先駆けともいえる同社に、その違いを教えてもらった。
「有効成分を肌に直接塗布する直ヌリタイプなら、皮膚に有効成分が密着して残り続けるため効果も長時間持続します。
デオナチュレが発売されたのは2000年ごろですが、制汗剤で『直ヌリ』という言葉を使い始めたのは弊社が国内初となります。2018年頃からは、競合他社さんも『直ヌリ』という言葉を発信するようになり、より認知が広がったのではないでしょうか。ちなみに、弊社ではロールオン、スティック、クリーム、ジェルの4つの剤型総称を直ヌリと定義付けています」
約9割の女性が悩むパートナーのニオイ
「スメルハラスメント」という言葉の流行も、同社にとってひとつのターニングポイントになったという。
「いわゆる『スメハラ』という言葉が出てきたのは2013年頃と記憶していますが、その影響は大きく、男デオナチュレはその後、数年間、前年比130%超えの売上を記録していました。昨今はSNSなどで汗やニオイに関する悩みや本音が投稿され、目にする機会が増えましたが、それは基本的に身元を明かさないツールだからこそできること。
弊社で女性を対象とした『パートナーのニオイに悩んでいるか』というアンケートを実施したところ、ほぼ10割が『悩んでいる』と回答。しかし『指摘したことはあるか』との質問には、約7割が『できなかった』と回答しています。親密な仲であってもニオイを指摘することは難しいこと。やはりニオイ問題はまだまだセンシティブですし、悩んでる人も多いと感じます」