“コント師”ラバーガールが語る「賞レースに向いてない」理由と、話題のTikTok開設
「いぶし銀中堅芸人」の出演枠?
――現在は「純粋にネタをやる」お笑い番組自体少なくなってきているように思いますが、2人はテレビの出演に関して何か感じていることはありますか?
大水:僕らが今番組に呼ばれる時って「いぶし銀中堅芸人枠」みたいな。なんかそういう枠がないと呼ばれるのって難しい。何もなく番組に呼ばれる、っていうのはやっぱり若手の時より減ってきているなと感じます。
飛永:それこそ前に出た番組が「いぶし銀特集」で、テツandトモさんの次だったもんね(笑)。
大水:テツトモさんは俺らよりだいぶ上だけどなあ(笑)。いや呼ばれるだけでとてもありがたいんですけど。でも、そういう枠って毎週呼ばれるわけではないから、その代わりにSNSの活動とかで自分たちを広めていけるのはいいことだと思っています。
かっこ悪いがかっこいいことに
――バラエティ等では若手芸人さんの活躍もよく見られますよね。後輩芸人さんとは関わりはありますか?
飛永:ロケとかで四千頭身とか、かが屋とかと一緒になるとしゃべったりしますね。こないだは四千頭身の後藤(拓実)君に「昨日の夜何食べた? 僕はパフェ食べたんだよね」って絡みに行ったら「ラバーガールだな!」と返されて。その、先輩に対してもしっかりツッコむ感じとか、第7世代の子たちって物怖じしないのが気持ちいいなと思いますね。
大水:すごい純粋だなって思いますね。「お笑い好き!」とか「優勝したい!」とかをはっきり口にするんですよね。もちろんみんなお笑い好きなんですけど、僕らの世代はそういうことを言うのが、かっこ悪いと思っていたので。
飛永:たしかに。東京03の飯塚(悟志)さんが「コント好き」って言ったときに、先輩方からダサいっていじられていて。「コントが好き!」「ダサい!」でとる笑いを見てきたのは大きかったと思いますね。それを知らない孫世代が出てきたんだなあ、と僕らはその世代の中間で感じます。それこそ第7世代の1つ前として僕らは「第6世代」と言われることもあるんですけど。
大水:意識しているわけではないですけどね。そもそもすごい狭い分け方ですよね。日本の中の、それもお笑いを好きな人にしか伝わらない言葉というか。