“コント師”ラバーガールが語る「賞レースに向いてない」理由と、話題のTikTok開設
コンビで決め事をするときは
――TikTokもそうですが、基本的にコンビの決め事は飛永さんから提案するんでしょうか?
飛永:そうですね。YouTubeとか、あとは単独ライブのグッズとか音楽とか。実は今もYouTubeでアニメーションみたいなことをやってみないかと話しているんですけど、基本的には僕から大水さんに提案することが多いです。
大水:2人ともなんですけど、特に僕は面倒くさがり屋なんですよね。まぁやってみるか、くらいの気持ちです。
でも失敗もありますよ。昔、“大喜利力”を生かして公募にたくさん応募したら稼げるんじゃないかっていう企画をやったんですけど、全然引っかからなかったこともありましたね(笑)。
1ボケ出すのに2日かかることも…
――ネタは2人で作られているそうですが、どのような流れで進んでいくんでしょうか?
飛永:セリフを1個1個、2人で決めていきます。シチュエーションもセリフも本当にゼロからのスタートですね。実は最初は2人でネタを持ち寄る形式をとってたんですが、そうすると相手にプレゼンをしなきゃいけなくて、プレゼンをミスってしまうとせっかく面白いと思ったことも形にできないことがあったんです。
それがすごいストレスで、じゃあ逆に、何にも準備しないで集まろうか、ということになりました。今の方式に変えたのは2010年くらいですかね。
――セリフも1つずつ考えるとなると結構な時間がかかるのでは?
飛永:そうですね。1ボケ目だすのに2日かかったり。1ボケ目が出たらスムーズに進むこともあるんですけど。2人で大喜利しながら進めていく感じで、2人とも笑ったら採用、みたいな。
大水:僕らのネタって起承転結がないのでやろうと思えばいくらでもできちゃうんですよね。極端な話、なんか飽きてきたら「そろそろ終わりかな」みたいな感じで1本出来上がります(笑)。