地域の拠点となるような場所を

　テラス付きのカフェが併設されたロビーは、カフェタイムやテレワーク、読書などさまざまな用途に合わせて活用できる。自由に使えるコンセントもあるので、泊まった次の日の朝は、カフェのサンドウィッチをいただきながら軽く仕事もさせてもらった。最後に今後のFAV HOTEL事業の計画について聞いてみた。

テラス席で食べるサンドウィッチは格別だ

ロビーには、人気クリエイティブグループ「Bob Foundation」とのオリジナル熊本マップがある

「これからは市街地だけではなく、糸島、石垣島といったリゾート立地にも進出が予定されています。新型コロナウイルスの影響もあるため、2022年は国内旅行や出張目的のお客様をメインになるでしょうが、行政とのコラボや、飲食店さんに協力していただくなどして、地域の拠点となるような場所を作れたらと思っています。また中長期的な展望としては弊社のホテル事業を海外にも展開していけたらと思っています」（淺井さん）

　大切な人や仲間たちとの旅行でのグループステイに特化したホテル「FAV HOTEL 」。旅行がもっと自由にできるようになったら、日本の地方ごとの魅力を見つけられそうだ。今後の展開に注目したい。

＜取材・文・撮影／詠祐真＞