「牛丼店で680円のメニュー」を食べる人は出世できないのか。話題の投稿を一刀両断
K氏は決して悪いリーダーではない
さらに、食事に対する適切なお金の使い方として、「ビジネスのオフのイベントとしては、食事は日に3度必ずあるイベントです。特に昼食は、ビジネスアワーに位置するもの。そこから考えると、あまり時間やエネルギーを投入するのはビジネスにとってよくないでしょう。ですので、ランチに関して、仕事のできる人はあまり費用を投入しないと思います」と持論を展開した。
最後に会社の朝礼にて「牛丼屋で680円ぐらいのメニューを食べる人は出世できない」という話をするK氏はリーダーとしてどうなのか。
清水氏は「普通なら良いリーダーではないと思います」と前置きするも、「あえて一生牛丼マンの話を朝礼でするのは社内の意思統一の意味があるのだと思いました」と一定の評価をする。
「成果をより早く、大きく上げるには社員のベクトルを統一する必要があるでしょう。自分の考え、価値観を見せて、社員にもベクトルを合わせてもらうことで、会社を大きく前に進める力が得られると考えてのことだと思います。社員100人へのアンケートは、ベクトルがまとまっており、決して批判されるような人ではないのではないでしょうか」
一生牛丼マンの良し悪しとは別にして、一生牛丼マンについて考えることは、ビジネスパーソンとして成長するキッカケにつながる。これを機に、自分に合ったランチのとり方を模索しても良いのかもしれない。
<取材・文/望月悠木>