“M-1王者”錦鯉が語る、人生の転機と4万円の白スーツ「周りの目が違う気がした」
家でずっとお酒飲んでるんです
――……。渡辺さんは。
渡辺:僕は2本治しましたよ。
――ではふたりで10本ないというのは、今も合ってはいるんですね(苦笑)。
長谷川:でもあれですよ。隆はお酒の量がすごいから。痛風ですし。心配ですよ。家でずっとお酒飲んでるんですよ。
雅紀さんを自由に泳がせられれば
――おふたりは結成10年ですが、転機になった出来事などはありますか? ハリウッドザコシショウに「バカになれ」と言われたのが大きいと、本には出てきますが。
長谷川:大きかったですね。
渡辺:バカになれっていうか、長谷川さんはバカですからね。ただそれが表に出てなかったんですよね。ちゃんと台本を作って会話してネタをやってましたから。普段のそのままを出せれば絶対面白いのにとは思っていましたね。
長谷川:自分がどうすれば、一番いいパフォーマンスができるのかが分かる人間が売れるんじゃないかと思うんです。どんな世界でも。それが僕は自分ではわからなかったんですよね。それを隆が「こうしたらいいんじゃないか」とアドバイスしてくれて、あ、そうなんだと思ってやっていたらウケるようになった感じです。
――渡辺さんが常にコンビを俯瞰で見ているのですか。
渡辺:意識してるわけじゃないですけど、僕のほうがお客さんと同じ目線で雅紀さんを見やすいですよね。僕の存在としては、雅紀さんの個性がお客さんに伝わればいいので、自由に泳いでもらえればと。