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“M-1王者”錦鯉が語る、人生の転機と4万円の白スーツ「周りの目が違う気がした」

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 昨年に続き、今年も「M-1グランプリ2021」の決勝へ進出し、見事優勝を果たした人気お笑いコンビ・錦鯉が、生い立ちから下積み時代を経て、ブレイクに至るまでのすべてを明かした自叙伝『くすぶり中年の逆襲』(新潮社)が発売中です。

錦鯉

長谷川雅紀さん(左)と、渡辺隆さん

 2012年にコンビを結成し、現在50歳の長谷川雅紀さんと、43歳の渡辺隆さん。遅咲き芸人として脚光を浴びるふたりに、インタビュー。「成功するなら早いほうがいい!」と若い世代へメッセージをくれました(※本インタビューは「M-1グランプリ2021」前に行われました)。

本を出すことで知った相方のこと

――本書を出すことによって知ったお互いの新たな面はありましたか?

長谷川雅紀(以下、長谷川):僕、ピン芸人のときに北海道テレビの「帰省なう」というドキュメント番組に出させてもらったんです。それが北海道でしか放送していなかったのでDVDをいただいたのですが、それを見た隆の感想を今回の本で知りました。

渡辺隆(以下、渡辺):ドキュメンタリーが、だたのハゲた人みたいな感じだったんですよ。悲しいシーンしか映ってないんですもん。すべってるシーンとハゲてる人がヒドイ目に遭ってるだけという。

長谷川:ドキュメント番組って、そういうほうが見てる人も感情移入できるしね。

渡辺:そこから最後成功につながればいいのですが、ダメなまま終わってモヤモヤして終わっちゃうから。

「帰省なう あれから」

錦鯉

――成功後も放送してもらえれば。

長谷川:やったんですよ。前回40歳で撮って、50歳でもう1回。「帰省なう あれから」というタイトルで、隆も出て。

渡辺:楽しく撮ってもらいましたね。その後のブレイクもちゃんと放送してもらえたから。去年、M-1に行ってなかったらそのまま可愛そうなハゲでしたよ(笑)。

長谷川:また10年後に撮ってもらいたいですよね。60歳でどうなってるか。

渡辺:もう、葬式だろ。

くすぶり中年の逆襲

くすぶり中年の逆襲

まさかの自叙伝!「遅咲きの反逆中年」がブレイクまでの全てを明かす

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