仮想空間はオンラインゲームだけじゃない。「メタバース」の普及で訪れる未来を予想
実際の街と同じ設計が必要か
メタバースは娯楽・仕事・ショッピングの3つの場で活用されそうですが、普及するには実際の街と同じような設計が必要と考えられます。単なるライブ配信用のメタバースでは著名なアーティストを採用しなければ集客を見込めないでしょう。
企業によって異なるサービスを利用していた場合、仕事用のメタバースは自社内でしか活用できず利用者が減少してしまうかもしれません。この先サービスの統一化が求められるでしょう。ショッピング用のメタバースも同一空間上の出店数が少なければセカンドライフのように衰退してしまいます。
実際の街や複合商業施設のようにライブ会場とショッピングモールが併設されたメタバースが形成されれば、様々な娯楽を一つの場で楽しめるため集客が期待できそうです。
<TEXT/経済ライター 山口伸>