普通の会社員が早期退職「FIRE」をめざすなら…究極にシンプルな投資法
インデックス投資は投資信託かETFで実行
インデックス投資は「投資信託」もしくは「ETF」という商品で行います。おすすめなのは投資信託で「毎月○万円を購入する」のような金額を指定しての自動積立に向いている仕組みです。
投資信託は「小口からの投資」「運用の詳細は委託」「幅広い分散投資」「運用成果はすべて自分のもの」という特徴があり、個人が資産形成をするのに便利な商品です(アメリカ人が401(k)プランでひとり1000万円貯めているのも投資信託によります)。
投資信託の多くは購入単位を自由に決めることができます。少額では100円からの投資信託もあるほどで、毎月一定額を自動引き落としで積立購入することができます。
投資信託の運営は投資信託会社が行っていますが、運用方針はあらかじめオープンになっていて、勝手な投資を行うことはできません。「日本株で投資をする」投資信託が、勝手に不動産や外国株を買って失敗されると腹が立ちますが、何で運用をするかは事前に確認することができます。任せたいと思う投資だけをやってもらえるわけです。
運用費用が低い、解約無料のファンドも
先ほど説明したインデックス運用は「日本株インデックスファンド」というように名前に「インデックス」がつくのが一般的です(ファンドとは投資信託の意味)。検索サイトではインデックス運用の投資信託だけを絞り込み検索することもできます。
運用成果はすべて自分のものになります。金融機関が取り分として許されているのはあらかじめ定めた手数料(と売買にかかる実費等)に限られます。「運用で儲かったので中抜きしてやれ」というようなことは絶対に許されません。ただし値下がりしたときも補てんはないのでそのまま自分の資産の値下がりになります。
手数料については「購入時にかかるもの」「運用期間中にかかるもの」「解約時にかかるもの」があり、それぞれあらかじめ提示されています。最近では購入時は無料とし、運用中にかかる費用も低め(年0.2~0.3%)、解約時も無料とするものが多いようです。投資信託はどんな対象で運用をするか、あらかじめ確認できる説明資料がありますので(目論見書といいます)、それをチェックするといいでしょう。