ラーメンを健康的に楽しむ秘訣を栄養士に聞く。ラーメンライスはNG、スープは残す
外食の定番と言えるのが「ラーメン」。値段の安さに加えて、味や具材のバリエーションが多彩で飽きさせず、頻繁に食べている人も。在宅勤務のときは自炊できていたけれど、今は外食頼り……という人も多いはず。
しかし、心配なのがラーメンと健康の関係。なんとなく身体に良くないイメージはあるけれど、実際はどうなのか? そこで今回は「ラーメンと健康」について、気になるポイントを健康支援BonAppetitを運営する管理栄養士・植村瑠美さんに聞いてみました。
配慮を重ねれば毎日食べても大丈夫?
まず、頻繁にラーメンを食べ続けていると、身体にどんな影響があるのか尋ねてみると……。
「1日3食ペースで食べていたら、当然のことながら心筋梗塞や脳梗塞の要因となる高血圧・高コレステロール血症・糖尿病などの生活習慣病になるでしょう。心筋梗塞や脳梗塞を呼び込む可能性が高まります。しかし、スープは残して、他の2食をバランスよく食べているのであれば、毎日食べていても健康被害を出さない可能性も十分にあります」
ラーメンは、店ごとに異なる特色が合ったりして飽きにくい分、ついつい頻繁に食べてしまいがちであるように思いますね。
ライスを諦めてトッピングを充実させよう
ラーメン1杯では微妙に足りないかも……と思った時の相棒として頼みがちなのがライス。しかし、健康に気を遣うのであればなるべく控えたほうが良いようだ。
「ライスと一緒に食べると炭水化物過多となり、先に述べた病気を引き起こすリスクが高まります。炭水化物は麺だけで十分なので、タンパク質を補う卵や背脂が少ないチャーシュー、ビタミンや食物繊維を補うためにネギ・もやし・ほうれんそう・海苔といったトッピングをおすすめします」
イメージ通りではありますが、やはりラーメンライスは健康には良くないようです。でもラーメン店って、結構「ご飯無料サービス」があったりするんですよね……。筆者はこれまで条件反射でご飯サービスを頂いておりましたが、次は遠慮してみようと思います。