「もうダメだ…」仕事のピンチから自分を救う“もしも思考”3つ
3つの「もしも思考」で不安は消えていく
自分のことを客観的に見る、3つの「もしも」を紹介します。まず「もしも社長だったら」です。
あなたが、あなたの会社の社長だったらどうするか、考えてみます。そもそも会社の目的である「理念」、実現したい未来である「ビジョン」、具体的な「経営計画」はどうなっているか、確認してみましょう。そして、会社の業務内容や組織、社会における会社の存在価値、強みや課題について考え、同業他社と比べてみてください。確認したこと、考えたことはすべてメモしておきます。
それらを踏まえたうえで、社長の目線で一社員の自分を見てみましょう。自分の役割、存在価値、可能性、求めることについて考え、メモしてみましょう。会社全体という、いつもより広い視野で自分を見ることで、自分を客観的に捉えることができるはずです。
もしもあの人がコーチ、私が俳優だったら
次は「もしも理想のあの人がコーチだったら」です。自分にとっての理想の誰か、実在の人物でも、映画やテレビドラマ、アニメの登場人物、歴史上の人物でもよいので、その人を思い浮かべます。その人がもしも自分のコーチだったらと思ってみてください。
さまざまなシーンでその人が自分に言いそうなことを考え、紙に書いておきます。たとえば、自分が落ち込んでいるときにどういう言葉で励ましてくれそうですか? 紙に書いた言葉を、それぞれのシーンで実際に言ってみてください。
最後は「もしも私が俳優だったら」です。さっきは、理想の人がコーチとして自分にアドバイスするという設定でしたが、今度は、自分が理想の人を演じる方法です。日常のさまざまなシーンでのその人の言動をイメージして、俳優のように、その人になりきってみます。