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営業の外回りで熱中症に、労災は下りる?過去の適用例では…

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 もはやスーツを着込んだ外回りのサラリーマンにとって命の危機に関わる熱中症。万が一の場合、労災の対象になるのでしょうか?

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「業務中の熱中症で死傷した場合は労災が適用されます。実際に建設業などブルーカラーの業界では、熱中症は“労働災害”として認められていますし、厚生労働省から発生状況などの統計が毎年出されています」

 労災認定もあるということですが、とはいえ、「熱中症で周囲に迷惑をかけたくない」というのも社会人の本音ではないでしょうか。

「実は熱中症予防で非常に効果的なのが“日傘”なんです。男性の場合、恥ずかしいと思われるかも知れませんが、帽子よりも直射日光を防ぐ範囲が断然広いし、空気の流れも多い。何かのきっかけで、流行するとよいと思っています」

野球観戦で熱中症にならないために

 また、季節の風物詩である高校野球、あるいは2年後の東京オリンピックを観戦のときは熱中症対策も必要です。

「基本的に体を鍛えている人は熱中症になりにくい。なので長時間炎天下にさらされる一般の観客のほうが危ないかも知れません。

 野外で観戦する際は体にピッチリした服装は避けて、風通しの良いゆとりのあるタイプにしてください。もちろん水分補給や直射日光を避けることも忘れずに

 暦の上では8月23日が暑さの和らぐ「処暑」とされていますが、今夏の熱波の勢いはまだまだその先も続きそうな気配です。

 たかが熱中症と侮ることなく、事前に対策予防を行って身を守る行動を取ってください。

<TEXT/永田明輝>

気候変動が進む地球の環境問題どうにかして。そんな雑食系ライター

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