まさかの不審者?トイレ出口でバッタリ会った男性がオドオドしていた訳
20代の頃のまだ異性に慣れていない時期のデートは緊張するものです。ましてや新しい恋人との初デートは、何にも増してドキドキ感が多いはず。
「新しい恋人との初デートは、毎回すごく気合が入ります」と話すのは、新しくできた彼氏との初デートで恥ずかしい思いをするところだったという山下美緒さん(仮名・24歳)。どういう状況だったのか、詳しくいきさつを伺いました。もしかしたら女性の方は、身に覚えがある失敗かもしれません。
職場でできた理想の恋人
「彼との出会いは職場でした。同僚だった彼は、真面目で誠実。地元では、そういうタイプの人にはまったく縁がなく、私も結構ハデな恰好をして遊んでいたほうだったので、彼からの告白には驚きました。でも、すごくやさしくていい人だったのでOKしたんです」
初デートのために彼好みの服をリサーチした美緒さん。なけなしの貯金をはたいて服や靴、カバンやアクセサリーを購入し、全身コーディネートしたのです。
「地元での恰好を見られたら、彼に引かれるんじゃないかと思っていました。こっちに出てきてからも短いスカートとか肌を露出した感じの服を着ていましたが、職場は制服でしたし、まだ会社に入って半年ということもあり、私の私服姿を知っている人は誰もいなかったんです」
気合を入れたファッションで初デートに
そこで美緒さんは、彼の好みの露出控えめな清楚系ロングスカートと素肌系メイクで初デートに臨みます。人生初のロングスカートを褒めてもらい、デートは順調にスタート。ショッピングセンターで映画と食事を楽しんだ2人は、買い物をすることにしました。
「ゲーム売り場へ行くと、彼が商品に集中しはじめたので、そのあいだにトイレへ行くことにしたんです。トイレは結構我慢していたので駆け込む感じでした。トイレから出たあとはメイクと髪を整えて、鏡の向こうの自分に『デートの後半も成功させる』と言い聞かせ、女子トイレから出たんです」
すると、同じぐらいのタイミングで男子トイレから出てきた50代ぐらいの男性がいて、一瞬目が合ったそうです。男性は何か言いたそうでしたが、オドオドとした様子にただならぬ不審感を覚えた美緒さんは、サッと視線を反らします。