ピーチの5000円 “航空券ガチャ” が爆売れ。仕掛け人も驚いたヒットの裏側
当事者が一番驚いています
旅くじの購入者層については「最初は、SNSで話題になり若い層から火が付きましたが、いまは老若男女、みなさんに広がっている印象があります。旅行に行きたいとふつふつとされていた方や、なにか新しい出会いやワクワク感を求めていらっしゃる方々に届いたのかなと感じています」と話す。
また、「こんなに人気が出るとは全く思ってもいませんでした」とも言う。
「1日1個売れればいいやというくらいの予測でした。社内でも『行き先を選べないなんて』『ウケるわけがない』『まあ、やってみれば』というくらいの反応でした。正直、この話題の広がりに当事者が一番驚いています」
購入者からは「こんなキッカケがなかったら、絶対自分では行かなかっただろう」「行ってみてほんとにいいところだった」「自分で想像もしていなかった発見が、うれしい体験になった」という声があがっているという。
一番ハンサムな石垣牛探してきて
「卒業旅行の行き先がなかなか決まらないから旅くじで決めようと思って引きに来たという方や、お友達やカップル同士で別々の場所に行って報告しあうという方もいて、そのような使い方は全く想像していませんでした。あとは、旅くじを購入したあと、知らない方同士で『どこが当たりました?』『そこは意外と楽しい場所でしたよ』といった会話が生まれているのもとてもいいなと感じています」
「ミッションが面白い」という声もあるが。
「大阪でリリースした直後、1番目に来たお客さまが新千歳を引いて、実際にすぐ旅くじの旅に行かれたのですが、そのミッション“きゅうり持参で河童とツーショット写真撮って来て”をしっかり実践して投稿されているのが印象的でした。
他にも、“一番ハンサムな石垣牛探してきて(石垣)”とか“太宰府天満宮をお参りして、旅行中ずっと賢そうなフリして(福岡)”といった就航地別のミッションがいろいろ入っています。旅くじをご利用いただいたお客様が実際に少しずつ旅行し始めているので、これから面白い様子がもっと見えてくるのを楽しみにしています」