女優・奥山かずさが語る、人生で“一番ツラかった”時期。あふれ出す「ジョジョ愛」も
ジョジョは6部が1番好き
――当時は何部が連載中だったんですか?
奥山:7部の『スティール・ボール・ラン(アメリカ大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」を舞台にしたシリーズ7作目。以下、SBR)』が連載されていた頃です。ジョジョは最初高校時代に読みはじめましたが、大学に入ってあらためて読み直してハマりました。
――一番好きなのは何部ですか?
奥山:全部好きなんですけど、なかでも6部が一番好きです。それは主人公が女性(『ストーンオーシャン』の空条徐倫)だからという理由なんですけど。大学の頃に1部と2部のアニメ放送がはじまって、漫画も3部、4部、1部、2部、5部、6部、7部、8部の順で読んでます。
1ページ1ページすべてアート
――2017年には「荒木飛呂彦原画展」にも足を運ばれていましたね。
奥山:物語が面白いのはもちろんですが、絵が1ページ、1ページすべてアートで、なんであんな絵が、物語が描けるんだと感動しました。絵柄が変わる前の初期のキャラも展示されていて、やっぱり絵のタッチは変わってもパッションみたいなのものはずっと変わってなくて。とにかくジョジョから私が感じるものはずっといっしょだなと。すごいアート力がありました。
――絵もストーリーもジョジョの魅力であると。
奥山:そうですね。最初読んだときはちんぷんかんぷんでとにかく「かっこいい、技出てかっこいいー!」と思っていましたが、よく読むとそれだけじゃないんだなみたいな(笑)。