アイドルも、有名アーティストも見られる名古屋。週末は近場で熱いライブを!
長きにわたって「芸どころ」として発展してきた名古屋。漫才をはじめとした名古屋発祥の伝統芸能は時代の変化に合わせてその形態を変えながら現代にまで受け継がれていた。
しかし、「伝統芸能には興味がない」「東京では身近な場所に音楽に溢れた生活をしていたのに」「転勤先でも東京のような熱いライブが見たい!」という人も多いだろう。実は、そうした人にとって名古屋こそがピッタリの場所なのだ。
現代に息づく「芸どころ・名古屋」
現代の名古屋は「伝統芸能」のみならず、これまでとは異なる新しい芸能文化の発信地になってきている。それは、アイドルグループをはじめとした多彩な「ローカルタレント」の存在だ。
名古屋にはAKB48の姉妹ユニット「SKE48」、ももクロの姉妹ユニット「TEAM SHACHI(ex.チームしゃちほこ)」をはじめ、地元の芸能事務所が生んだ男性アイドル「BOYS AND MEN」(ボイメン)とその弟分「BMK」・「祭nine」、大須商店街を盛り上げる「OS☆U」(オーエスユー)、寿司店発の異色アイドル「アイドル教室」、名古屋をPRすべく世界各地でライブを行う「dela」(デラ)など、男女を問わず市内を拠点に全国区で活動するアイドルグループが数多くある。
「ローカルアイドルの都」でもある
実際に東京から名古屋のアイドルグループを見に行く人も多い。コロナ禍の前は東京と京都からSKE48などのライブや握手会、トーク会に頻繁に行っていたというおおうえさん(20代男性)は、「圧倒的なクオリティの高さがありながら、知多半島など(郊外地域)から通っており素朴感を持っている子もいるのが名古屋の良さだ」と話す。
このように、「芸どころ・名古屋」は、「ローカルアイドルの都」として成長を遂げることとなったのである。
「アイドルなんて東京にもいるじゃないか」と侮るなかれ。名古屋では、こうした有名アイドルグループが「ステージの上」のみならずローカル番組やローカルCMはもちろん、さらには地域のお祭りや商店街のイベントなどにしばしば登場。あこがれでありながらも、「距離が近い存在」でもいてくれるのだ。