髪型自由の職場でロン毛にした29歳男性。「その髪はなんだ」と身内に言われ、口論に
髪型や服装などに関する規則がゆるいところが多いベンチャー企業。社員の平均年齢の若さや会社としての勢いもさることながら、自由な雰囲気も大きな魅力のひとつと言えます。
髪型・服装は自由の勤め先
高屋明寿さん(仮名・29歳)が勤めるウェブサービス系のベンチャー企業も営業などの一部の部署を除き、髪型・服装は自由。それで選んだわけではないようですが、彼のヘアスタイルはスパイラルパーマがかかったセミロング。仕事でスーツを着る機会はほぼなく、職場ではいつもカジュアルな格好ばかりしていたそうです。
「私はウェブコンテンツの制作チームなので、同じ部署の人たちは、見た目だけで言えば会社員っぽくないですね(笑)。もちろん、仕事は真面目にやっていますけど、世の中には外見でちゃらんぽらんな人間だと決めつける人もいます。まあ、その一人が叔父なんですけど」
帰省時の食事の席でに叔父から…
その叔父とは父親の兄で、高屋さんが大学進学で地元を離れてから冠婚葬祭で顔を合わす程度。彼の故郷の地方都市に本社がある小さな食品メーカーで長年、営業マンを務めていました。
2年前の秋、高校時代からの友人の結婚式に参加するため帰省。戻った初日、たまたま叔父夫婦が実家に遊びに来ることになっており、事件はその日の夕食の席で起きます。
食事中、叔父がいきなり「明寿、お前のその髪はなんだ。いい大人なんだから社会人らしくしろ」と言ってきたとか。高屋さんが「ウチの会社は髪型も服装も自由なんだよ」と答えたところ、これが癪(しゃく)に障ったのか、説教が始まったといいます。