自民党勝利で株価がアップ、「キシダノミクス」注目6銘柄をプロに聞く
馬渕氏注目!キシダノミクス銘柄
※以下、株価は11月1日時点の引け値。チャートは10月20日時点
■ ブレインパッド<東証1部・3655>5590円
AI、ビッグデータを活用したうえで新たなビジネスシーンの提供まで踏み込めるのが強み。この1年でも株価は堅調が続いている。「トヨタ自動車や、キユーピー、りそな銀行にも参画していて、DXの次のステージを見据えています」
■ レノバ<東証1部・9519>5000円
大規模太陽光発電所およびバイオマス発電所の発電量が順調に推移し、1年間で3倍近い株価をつけているが、現状は押し気味で買いやすい銘柄。「ENECHANGEは高騰気味だが、時価総額はレノバの5分の1で今後に期待できます」
■ カラダノート<マザーズ・4014>1513円
子育てアプリだけでなく、「終活準備ノート」などの人生の節目に切り込んだコンテンツ制作に定評。「ニッチなところには大手が参入しにくい。子育て関連銘柄は上場まで成長した企業は少なく、そういうところにはお金が集まりやすい」
DX、介護、住宅……注目の分野は?
岸田政権では新たにこども庁を創設し、子育て施策の一元化と推進を目指していく。ただ、子育て関連の上場企業は希少で、投資が集中しやすい。馬渕氏は「子育てアプリを運営しているカラダノートに注目しています」と語る。
また、脱原発派の河野太郎氏の総裁選出馬で9月は乱高下が続いた電力株も岸田政権で安定株に。
「再生可能エネルギー関連もレノバや時価総額600億円ほどのENECHANGEに期待」(馬渕氏)
“成長と分配”を掲げる岸田首相は、看護職、介護職、保育士などの賃上げを重点施策に挙げており、これらの株価は10月に入って軒並み上昇ムードにある。サラリーマン投資家の弐億貯男氏(@2okutameo)は有料老人ホームなどを運営するリビングプラットフォームに太鼓判を押す。
「施設介護はストックビジネスに似て、稼働率が一定の割合を維持できれば利益が計算しやすい」