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寝つきの悪さは肩こりが原因?熟睡するコツを、快眠セラピストに聞く

暮らし

 在宅勤務や外出自粛生活の長期化により、体調の変化を感じる人も多いだろう。なかでも私たちの生活に欠かせないのが睡眠だ

スマホ 肩こり

画像はイメージです(以下同じ)

 世の中には、さまざまな睡眠メソッドが広がっていて、その1つや2つは試したことがあるはず。しかし、「やってみたけど、できなかった」「これは本当におすすめなのか?」などと思うことも。

 今回は、眠りにまつわる素朴な疑問に加えて、多くの人が悩む肩こりに効くルーティンを元寝具メーカーの研究開発部長でこれまでに1万人以上の眠りの悩みを解決した快眠セラピストの三橋美穂氏に紹介してもらった。

快眠セラピストに聞いてみた

 テープ類の総合メーカー・ニチバンが2021年8月に行ったアンケート調査の結果では「コロナ禍で身体の痛みが増えたと感じますか」の問いに対して、20代は「約半数」に身体の痛みが増しており、「肩こり」が最も多い結果となった。また約8割が、痛みが睡眠に影響していると回答した(20代から60代までの男女500名を対象)。

 睡眠の質を上げる方法として「スマホやPCは就寝の30分前まで」と聞いたことがあるが、徹底できない人も少なくないはず。そういった場合は「就寝アラーム」を使うのが良いと、三橋氏は言う。

「アラームが鳴ったらスマホやPCをやめ、眠る準備に入りましょう。最近、『リベンジ夜更かし』という言葉をよく耳にします。これは、日中、忙しくて自分の好きなことができないので、それを取り戻すために夜更かししてしまうというものです。だからなのか、スマホやPCが手が離せないという方も多いです」

寝る直前までスマホを手放せない…

三橋美穂氏

三橋美穂氏

「けれども、自分の時間がほしいからといって睡眠を減らすのはデメリットしかありません。趣味や仕事などを、ここまで終えるというタイミングを決めるために、アラームを鳴らす。お風呂に入る時間に設定するのがおすすめです。

 アラームが鳴ったらお風呂に入って、寝るというルーティンを作ること。やりきれなかったら、早起きしてやるなど、効率よく行いましょう」

 睡眠の質を上げる方法として「夕食は寝る3時間前に済ませる」というのもよく聞く話だ。しかし、どうしても夕食が遅くなったり、夜食を食べてしまった場合の代替策はあるのだろうか。

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