五大商社、取引先から見たイメージは?三菱商事を抑えての「総合スコアNo.1」は
丸紅に残る「あの経済事件」のイメージ
丸紅では社名を除き「伊藤忠」「穀物」「ロッキード事件」などの文字が目立っている。同じ非財閥系企業の伊藤忠と比較されがちなこと、穀物の印象、また、過去の汚職事件の印象がいまだにあることなどが伺える。
寄せられたコメントには「5大商社の一角 穀物商社のイメージ」「飼料穀物セクターでの先見性・市場シェアー・サプライチェーン構築、エネルギー関連分野での成長性に魅力を感じる」などがあった。
ここまで、五大商社の名刺を所有者している人からの評価や、そこから見える各社の特徴を見てきた。これらは企業自身の情報発信の内容とは異なり、あくまで「その企業が外部からどのように見られているか」というイメージを表すものだ。
それは、その企業に入社した場合に、外部からどのように見られるかということを表すものでもある。またその企業はなぜそのように見られているのかを探ることで、企業の活動ことをより深く知るきっかけにもなる。そうした客観的な情報も参考にしながら、企業選びをしていただきたい。
<TEXT/Sansan株式会社 シニアリサーチャー 真鍋友則>