20代で東証1部社長・Gunosy社長が語る「運はコントロールできる」意外な理由
新生グノシーとしてリブランディングを敢行
コロナ禍で生活者のライフスタイルが一変し、また多くの企業も変革を余儀なくされるなど、まだまだ激動の社会情勢は続いている。最後に竹谷氏へ、今後の事業展望や成長戦略について伺った。
「昨年はコロナの影響で売り上げが減少し、苦しい状況を経験しました。旧来のコスト構造のままでは赤字が続くと判断し、戦略の見直しが求められる状況でした。そんななかで、改めて『情報を世界中の人に最適に届ける』というミッションに立ち返り、新たにグノシーを情報のインフラとしてのポジションを目指すことに舵を切る意思決定を行いました。
2021年、アプリのロゴを刷新し、1人ひとりが充足感のある人生を送るために、価値ある情報は何かを再定義しました。よりシンプルにわかりやすさを重視したデザインやクオリティにリニューアルしたことで、新生グノシーとしてリブランディングを図ったのです」
ユーザーに最適化された記事を
具体的には「Must-know」と「Want-to-know」の2つの軸を持って、ユーザーに最適化された記事を届けられるようにアップデートしたという。
「Must-knowは、『知っておくとよい』社会的価値の高い情報、Want-to-knowは『知りたい』個人的価値の高い情報とそれぞれ定義づけし、ユーザーごとにパーソナライズされた記事を届けるアルゴリズムに刷新しました。昨年から取り組んできましたが、1年経過した段階で以前のユーザーアクティブ率を保つくらいに維持できています。
これからもグノシーは、情報を日々生きる上での不可欠な資源と捉え、生活を楽しく豊かにする一助となるようなニュースアプリへと進化させていく予定です」