セクハラ告発した元AKB店主が語るラーメン業界の実情「女性が受け入れられにくい」
ラーメン業界は女性が受け入れられにくい現状も
梅澤さんはラーメン業界について「まだまだ女性が受け入れられにくい」と話す。
「飲食業のなかでも特に男性が多く、イメージからしても男性が汗水流して作っている印象がある通り、現状では女性が受け入れられにくい職業ではあると思います。さらに、年齢が若いとなおさらな気がします」
そんなラーメン業界で起業した梅澤さんは、「女性であること」や「年齢が若いこと」をどのように捉え、乗り越えているのだろうか。
「私の場合、『女性だから』『若いから』のような目で見られてもまったく気にしていません。ただ、今回のように実害に繋がることが起きたら徹底的に対処していきますが、そうでなければ人に何を言われようが、私は私のやりたい仕事を淡々としていくと決めています。
それはなぜかというと、周りからの雑音はしょせん、僻(ひが)みや妬(ねた)みでしかないと思っているからです。開店当初は味も売り方もすべてが出来上がっていたわけではないので気にしていましたが、今では自分の中で努力をして結果を出してると確信しているので、まったく気になりません」
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起業は「自分の信念が本物なら突き進める」
これから起業や独立をしようとしている女性や若手のビジネスパーソンに伝えたいことを聞いてみると……。
「とにかくやりたいことを貫いてほしいです。あとはしっかり現実的で細かいとこまでの計画を立てて実行することですかね。私は開業前すでに5年後までのビジョンを細かく明確にノートに書き表してました。現状として85%を実現できています。
起業や独立の場合、普通に企業などで働くのとはまた違った、さまざまな障害や試練がありますが、自分の信念が本物ならつき進めると私は思っているので、自分を信じて頑張っていただきたいです」
梅澤さんは最後に、こう締めくくった。
「ラーメン屋を営む私のことを少しですがお話しさせていただきました。何か響くことがあればぜひ将来の糧にして、結果に繋げていただけたら幸いです。皆様のご多幸をお祈りしております」
梅澤さんは今回のことのみならず、誹謗中傷などをしてきた人物への法的措置をとるつもりだという。「すべてを語れるかは未定ですが、お伝えできることはしていこうと思っている」とのこと。今後の動向を見守りたい。
<取材・文/鴨居理子>