貯金300万円を競馬と競艇で使い果たした29歳男性。借金が会社にバレてしまい.…
借金が会社にバレ、実家に戻ることに…
借金がかさんだ浜井さんは、、藁をも掴むとばかりにネットで知った闇金融に手を出し、いよいよすべてを失うことになります。
「怪しい業者に金を借り、ギャンブルにつぎ込む日々。すると職場にも返済を迫る電話がかかってくるようになり、会社に事実がバレて営業を外され、クレーム対応センターに異動に。解雇は免れましたが、事実上の左遷でしたね。全てにやる気がなくなってしまったため、結局退職し、石川の実家に帰ることにしました」
「借金については親の協力を経て弁護士に相談し、債務整理を検討しています。ギャンブル依存症は依存症専門医に相談しましたが、結局『治す薬』はないんです。自分でやらないようにするしかありません。実家に帰り、ゆっくりとした生活をするうちに、自分の愚かさと向き合ったことや、こんな息子でも温かく迎えてくれた親への申し訳ない気持ちから、だんだんとギャンブルから離れるようになり、今は嫌悪感を覚えています。完治しているのかどうかは分かりませんが、ギャンブルに関連した番組などは絶対に見ません」
無理のない額で一喜一憂するのであればかわいいものですが、度が過ぎると後戻りができなくなってしまいます。ギャンブルで自分の人生まで賭けてしまうことにならないよう、節度を持って楽しむ必要がありますね。
<取材・文/佐藤俊治 イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>
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