貯金300万円を競馬と競艇で使い果たした29歳男性。借金が会社にバレてしまい.…
最近、『ウマ娘プリティーダービー』の影響で、若い層にも人気が広がりつつある競馬。趣味として楽しむ人も多い公営ギャンブルですが、のめり込みすぎると、借金を重ね、人生を破綻させてしまうことがあります。競馬からギャンブルにのめり込み、取り返しのつかない事態を招いてしまったのが、浜井佑太さん(仮名・29歳)。
ゲームから競馬にハマった
「学生時代、軽い気持ちで『ダービースタリオン』を始めたところ、思いのほかハマってしまいました。競走馬の血統などをとことん調べて、どんどん知識をつけていきました。それでも当時は学生で、自分は石川県から上京して生活していたため余裕がなく、バイトと学業に忙殺され、実際に馬券を買うということはしていませんでした」
その後、浜井さんは大手の建設会社に就職し、それなりに安定した収入を手にすることになります。忙しさから競馬に割く時間がありませんでしたが、時間が経つにつれ、段々とのめりこむようになっていったそうです。
「営業として大手建設会社に勤務するようになりました。新入社員から1年程度は覚えることも多く、気苦労もあって会社から帰るとほとんど寝ている毎日でした。ところが仕事に慣れ、お金もある程度溜まってくると、暇を持て余すようになり……」
1レースに10万円賭ける同僚に
お金と暇を手に入れた浜井さんは、ある日競馬場へと向かいます。
「初めて行った競馬場で、血統の知識を活かして、自信を持って購入した結果、1万円が10万円になりました。そこで味をしめてしまい、毎週競馬場に通うようになりました」
競馬にハマった浜井さん。そんな彼を職場の人も、見逃さなかったそうです。
「競馬が好きな同僚がいて、そのうちに一緒に行くようになったんです。その人はかなりのギャンブル狂で、1レースに10万円賭けることもありました。しかもどんなに勝っていっても、最終レースに全額賭けるんです。そんな彼を見ているうちに、『自分も負けてはいられない』思うようになり、賭けるお金も大きくなっていきました」