“別人級メイク”を武器に、20歳無名の役者がSNS総フォロワー78万超えになれたワケ
小学生のあこがれの職業に「YouTuber」「インフルエンサー」といった新しい職業が選ばれるようになって久しい。TikTok、Instagram、YouTube、Twitterの総フォロワー数が78万(2021年8月末時点)を超える人気インフルエンサーの、おふみさん(20歳)。
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本格的にSNS投稿を始めたのは、時代劇役者をしていた2020年4月からで、当時、新型コロナウイルスの影響で公演が軒並み中止・キャンセルになり、仕事が激減。「自分の武器を増やしたい」と思い、YouTubeとTikTokを開設したのがきっかけだったという。
つい最近まで無名の役者だったおふみさんは、どのようにして幅広い世代から支持される人気インフルエンサーに成長したのか。戦略と今までの道のりを聞いた。
「何が得意かわからない」からこそ
――おふみさんが人気を集める理由のひとつは、“SNSごとに投稿するコンテンツを使い分けている”ところ。なぜ、さまざまなSNSでさまざまなコンテンツを発信するようになったのでしょうか。
おふみ:SNSはもともと、身内だけ見ているTwitterとInstagramだけ使っていました。本格的に運用しようと思い、とりあえずTikTokとYouTubeを始めてみたものの、最初は、自分は何が得意なのか分からなかったんです。だから、とにかくいろんなコンテンツをいろんなSNSで発信するうちに、型にハマらない今の使い方になりました。
例えばYouTube(登録者数約22.1万人)の場合、始めのころは日常動画を投稿していたけれど伸び悩んでいて。試しにメイク動画を上げたらバズり、「私は美容系が求められているんだ」と気付き、ヘアケアやダイエットなどのコンテンツも上げるようになりました。
複数のSNSでコンテンツを発信
――YouTubeではメイク動画が中心とのことですが、ほかのSNSはどのように使い分けていますか。
おふみ:Instagram(フォロワー約6.2万人)では、盛れた自撮りを少し角度を変えて連続投稿したり、TikTok(フォロワー約47万人)は構成や音楽、編集などを加えて「1つの作品」を投稿したりしています。Twitter(フォロワー約1.8万人)は各SNSの更新情報を報告する窓口のような役割になっています。
――いくつものSNSを更新するのは大変ではないですか。
おふみ:自分自身が飽きっぽい性格というころもあり、いろいろな顔を見せられるのは楽しいので、苦ではありません。SNSは自由に発信できるのが大きなメリットだと思います。